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憧れの暴力

暴力、淫蕩、犯罪、憎しみ、あらゆるものに憧れる。

ラップを聞いてその想像力を逞しくさせ、その想像力を概念の内に完結させる。

だから時々口が悪くなったりするけれども、実際に、現実で起こっている暴力や怒りに触れるととてつもなく怖くなる。

それは、ビクビクするという意味の怖さではない、勿論。

この世の存在を揺るがす、いつしか発見してしまうほころびのようなものに対する恐れなのである。

選挙があった。ちょっと前の話だが。

今回もまた投票率の低下が報じられていた。

刹那的に生きる日本人の無関心という優美、優雅がこんな時代の若者に備わってしまっているのではないのかな。

これは破滅を当然意味している。

そんな僕も不確定要素を持ち続けたがる、と鋭い指摘を受け、はっとさせられた。

たしかにそうなのである。

まさにそれが僕の本質。

何も決めない、

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