ロマンチックなるもの
断片的なものの社会学という本を読み始めた。
このブログで書いているような、糞の足しにもならないセンチメンタルなロマンチックを書いているのだが、見事にロマンチックなるものの構造を描写していた。まだ本当に読み始めただけだが。
更地に建築が建つと影ができる。
影が出来ることによって部屋に光が届かなくなってしまったアパートの人にとってはいい迷惑なのだろうが、もしその建物が解体されて影がなくなってしまったら、それはそれでロマンチックな現象なのかな、と思ったり。
その影が無くなること、つまり建物が無くなるというイベントが影というものをロマンチックなものに仕上げているのだが、このイベントが成り立たなくして影はロマンチックにはなり得ない。
だからロマンチックなのは建物が無くなるというイベントなのだ。
更に言うと、影という存在が作り出されなければこのロマンチックという話は成り立たなくなる。つまり、更地に建物が出来るということがこのロマンチックなるものを作り出しているのだろう。
というようなことをもっとわかりやすく、説明していたのだが、この遊びは面白いなと思いロマンチックなるものを探してここに書き連ねようと思っている。
今回がその第一弾。