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「学びを結果に変えるアウトプット大全」

「学びを結果に変えるアウトプット大全」 樺沢紫苑著

この本を読んで、アウトプットすることを試してみよう、ということで読書感想文やら映画の感想文を書いてみることにした。

アウトプット、つまり出力することで人生が劇的に変わることを80の切り口で説明している本である。

その中で自分が面白いと思ったのは以下の4つの切り口。

 ①ポジティブな言葉を増やすだけで幸せになれる

 ②柔らかく的確に伝える「クッション話法」

 ③自己紹介は30秒と60秒の2パターンを用意

 ④「目標」ではなく「ビジョン」を掲げる

それぞれについて備忘を兼ねて感想を書いてみよう。

①ポジティブな言葉を増やすだけで幸せになれる

ポジティブな言葉を話すと、人生はうまくいくらしい。逆にネガティブな発言(悪口)をしているとネガティブ人生が始まり、その負のサイクルから抜け出せなくなるらしい。ネガティブ思考はあなたの人生にブレーキをかける、と謳っている。

確かに、嫌いとかムカつくとかうざいとか言っていると「やってみよう」とか「頑張ろう」という気持ちにはならないな〜と当然のことながら納得した。

ポジティブな言葉を増やすだけで幸せになれるというのはいささか言いすぎでないかと思ったが、自分の周りで人の悪口やネガティブなことを決して口にしない彼や彼女はいつも幸せそうにしている。

②柔らかく的確に伝える「クッション話法」

Yes But話法というのはよく聞く。

大学の先輩や先生はいつも「君の計画のこの点はとても面白くて独自性があるからこれこれこういうふうにしたらどうか。ただ、この図面は少し改善が必要だな」なんてYes But話法を匠に使っていたことを思い出した。

No But話法とは「遅刻が多いな。せっかく業績が良いのに」というものだ。自分は何も意識しないでいるとこのような話し方をしてしまっている気がする。

上記2点とは異なるのが、Yes And話法とYes How話法だ。

Yes And話法「業績アップしているね。遅刻がないとベター。」

Yes How話法「業績アップしているね。どうすればもっと良くなる?」

どうしたらこんなに心が広くなれるだろうか。

人の気に入らない点が最初に強く頭に残ってしまっているのでNo But話法になりがちである。

Yes How話法は相手によってはこちらの意図を理解してもらえない、あるいは自分の問題を意識すらしていない可能性があるので難易度が高いが、Yes And話法は先述のポジティブな気持ちと言葉を具現化したものなので明日からでもできる。よし、やってみよう。

③自己紹介は30秒と60秒の2パターンを用意

自己紹介というのはなんだか自分を型にはめているようで出来ることならしたくない、とずっと思ってきたが社会にでるとそうはいかない。一瞬で人の懐に入り込めることはその後の人間関係、ビジネスに活かされることは経験してきた。フェイス・トゥ・フェイスのお客さんならば良いが、より多くの人に一瞬で自分のことを理解してもらうには効率的な自己紹介が必要だろう。ここでいう自分のこととは自分の人となりではなく、自分が何者か、という事実であると割り切ったほうが良いのだろう。

この本では以下の6点を意識すると良いという。

 1) 誰にでもわかるように話す(何をする人か。専門用語NG)

 2) 差別化ポイントを盛り込む

 3) 数字を盛り込む

 4) ビジョンを盛り込む

 5) 非言語コミュニケーションを意識する(笑顔で大きな声でしゃべる)

 6) 自分らしさを追加する(自分がどう見られたいか)

せっかくなので試してみよう。(1分版)

建築家、建築アーティストの高橋京平と申します。

大学時代は超がつく劣等生でしたが、大学院のときにフランス・パリに1年間留学し、ラ・ヴィレット建築大学に半年通い、残りの半年はラカトンアンドヴァッサル事務所でインターンをしてフランス語も喋れるようになり、多少マシな学生になって帰ってきました。

留学から帰ってくると就活をする間もなく大学院を卒業したので父の不動産会社でアルバイトを始めました。社会人になってから今までに携わったプロジェクトは30を超え、竣工した建物は10を超えます。

2018年6月に自分の会社を設立し、建築の設計だけではなく工事用のオノマトペ垂幕の開発や建築とダンスを融合した映像作品など新しい領域に挑戦しています。

今後海外で仕事を始めて建築と不動産、そして人をつなげる仕事をして少しでも世界をかっこよくしたいと思っています。

よろしくお願いいたします。

せっかくなので試してみよう。(30秒版)

建築家の高橋京平と申します。

大学時代は超がつく劣等生でしたが、大学院時代パリに留学し、多少マシな学生になって帰ってきました。

卒業後は父の不動産会社で仕事を始め、設計を担当して竣工した建物は10を超えます。

2018年に自分の会社を設立し、建築だけではない新しい領域に挑戦しています。

今後海外で仕事を始めて建築と不動産、そして人をつなげる仕事をして少しでも世界をかっこよくしたいと思っています。

よろしくお願いいたします。

④「目標」ではなく「ビジョン」を掲げる

自分が立てた目標はドーパミンが出るが、他人が決めた納得の行かない目標ではストレスホルモンが出るだけ、らしい。社員や部下、チームの仲間を率いる為にはどうしたらよいか。それは、目標を掲げるのではなくビジョンを掲げることだそうだ。ビジョンを掲げ、ビジョンを共有できると人はついてくるそうだ。

人間は崇高な夢や理想に共感しやすいので、人を率いるためには目標ではなくビジョンを掲げるべき、とのことである。

自分は目標を突きつけられたらいろいろと文句を言いながらその目標を達成しようと頑張るタイプだが、世の中の多くの人がそうでないことはわかってきた。ビジョンを掲げて人が勝手にがんばってくれるならよっぽどいいじゃないか、と思うわけだが、そのビジョンをいかにして作るか、自分が信じるか、それが良いリーダーか否かの分水嶺だろう。

先述の自己紹介でビジョンを語ってみたが、いまいち曖昧模糊としている。

これは今後の宿題として考え続けていこう。

おわり

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