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2020 MOVIE

映画日記なるものを随分と小さい時に知って以来、おそらく15年以上続けている。

見た映画のタイトルと日付、星5つの評価、そして一行でストーリーあるいは概要を単略に説明し、次の一行で感想を述べるというもの。

若かりし京平少年は、説明べたな自分の弱さを補うべく一行でストーリーを説明するトレーニングにしようと意気込んでいたわけだが15年続けてもこれといった進歩は見られなかった。


前置きはさておき、せっかくなので2020年に見た映画を振り返ってみよう。


シークレットミッション 1/4

ワイルドスピード スーパーコンボ 1/6

ライオンキング 1/8

マダムインニューヨーク 1/11

バルフィ!人生に唄えば 1/12

ムトゥ 踊るマハラジャ 1/12

ガリーボーイ 1/19

守護教師 1/21

ガタカ 1/23

ミッドナイトランナー 1/30

ザ・タウン 2/8

恋は邪魔者 2/8

マーシャルロー 2/9

愛の選択 2/9

アメリカンミー 2/9

ギフテッド 2/9

キングダム 2/18

バッドボーイズ2バッド 3/1

アリー スター誕生 3/1

The protector 3/15

ウォーリー 3/27

インターンシップ 3/28

不夜城 3/29

レクイエムフォードリーム 4/2

人生は小説よりも奇なり 4/5

ヤクザの墓場 くちなしの花 4/10

アルゴ 4/11

ゴーン・ガール 4/11

28日後 4/15

28週後 4/16

アウトブレイク 4/16

コンテイジョン 4/17

帰ってきたヒトラー 4/18

スーサイド・スクワッド 4/19

サイドエフェクト 4/19

デスウィッシュ 4/24

エイリアン 2 4/27

エイリアン 3 4/28

エイリアン 4 4/29

フリーファイヤー 5/1

プレデター 5/1

めぐり逢わせのお弁当 5/1

コンフィデンシャル 共助 5/3

ザ・ネゴシエーション 5/4

監視者たち 5/5

キャプテンアメリカ ウィンターソルジャー 5/6

あなたに降る夢 5/7

世界大戦争 5/9

青いパパイヤの香り 5/18

最高の人生のはじめ方 5/23

プレイスビヨンドザパインズ 6/7

スワロウテイル 6/19

かぞく、はじめました 6/19

悪のクロニクル 6/19

ハーフネルソン 6/20

love & other drugs 6/24

カメラを止めるな! 6/24

パシフィックリム 6/28

パシフィックリム・アップライジング 6/29

紀子の食卓 6/30

パラサイト 半地下の家族 7/1

ラッキー 7/3

アンジェラ 7/13

プレステージ

ヴァレリアン 7/17

少女は悪魔を待ちわびて 7/26

ワイルドライフ 7/26

ライフアフターベス 7/28

トムアットザファーム 7/29

建築学概論 8/1

英国王のスピーチ 8/3

JSA 8/4

ネクスト 8/13

タッカーとデイル 8/16

天使のくれた時間 8/16

シンプルフェイバー 8/16

コード211 8/16

ザロック 8/17

ロードオブウォー 8/18

トランスワールド 8/21

ザアウトロー 8/22

クリミナル 二人の記憶を持つ男 8/26

ゼロダークサーティー 8/27

バンブルビー 9/2

トータルリコール 9/3

デューン 9/10

プリデスティネーション 9/14

ガールネクストドア 9/15

残酷で異常 9/16

マンアップ 60億分の1のサイテーな恋のはじまり9/18

Switch 9/22

ビバ公務員 9/23

人生ここにあり 9/24

バトルシップ 9/29

インヒアレントバイス 9/30

ドッグイートドツグ 10/2

バンクジョブ 10/3

ヒート 10/4

キングコング 髑髏島の巨神 10/10

トータルリコール 10/20

ターミネーター ニューフェイト 10/24

コマンドー 10/24

ターミネーター4 10/27

エリジウム 10/28

The witch 魔女 11/4

ブラックアンドブルー 11/9

ゴーストライダー2 11/12

世界侵略 ロサンゼルス決戦 11/13

草原に黄色い花を見つける 11/15

タイム 11/15

メカニック ワールドミッション 11/16

ブロークンシティ 11/16

ファイ 悪魔に育てられた少年 11/20

悪女 11/20

ヘッドハンター 11/23

アウトランダー 11/23

戦場のメリークリースマス 11/27

マシニスト 12/13

ハイアンドローザムービー 12/27

密偵 12/27

SPY 12/27

ザ・バンク 堕ちた巨像 12/29

ギャングバスターズ 12/29

スパイな奴ら 12/30

ある少年の告白 12/31


計125本

今年は月ごとの目標に映画を10本見る、みたいな数値目標を立てていたこともあり、そして勉強や有意義な時間を過ごす代わりに惰性で映画を見ることが非常に多かったので125本というなかなかの数字に到達した。

上のリストで太文字になっているのが栄えある星5つを獲得した作品だ。

数えてみるとたったの7本だが、手元にある映画日記(2017年〜)を見ると、2017年は0作品、2018年も0、そして2019年も0!なので、これははっきり言ってバブル状態。

もともと星5を獲得する作品は世間一般的にも(客観的視点)素晴らしく、自分個人的にも(主観的視点)傑作という位置づけなので少々臆病だった自分は簡単には星5つを与えなかったのである。

ただ、そんな臆病者は星4.5という中途半端な評価を与えたりしていたので、2018年からは小数点以下をなくし、きっぱりと星の数5つのなかで決着をつけるようにしていたのだが。


とまれ、まずは星5つの作品を振り返ってみよう。


バルフィ!人生に唄えば

聾唖の青年バルフィはその優しく純粋な心で人々から愛されている。彼を愛した二人の女性とのドラマを描く。

”展開は予想だにしないし、ノスタルジックでエモーショナルな映像と音楽、そして何より登場人物の魅力に捕らわれた。”



「恋は邪魔者」

女性の活躍のためには恋は不要という本を書いた女性がNY1の色男に恋に落ちてしまうが、実は手玉に取られていたのは男の方だった。

”ラブコメの現実的な部分のファンタジーが見事に調和して、主演2人の演技も最高の傑作だった。”



アウトブレイク

アフリカでの戦争中に見つかったが米軍が隠蔽していた感染症が時を経て再発する。政治問題が絡む中、一人の医師が奮闘する。

”緊迫のストーリー展開に加え、メロドラマと友情、アクションも盛り込んで盛大な交響曲が見事に収まる快作。”



めぐり逢わせのお弁当

冷めた夫婦仲を修復しようとお弁当作りを頑張る妻。それが届けられたのは妻を亡くして人嫌いになっていた中年男。

”インドの文化をダイナミックに味わえる上、ストーリーが良くできていて展開も裏切らない素晴らしい作品。”


世界大戦争

戦後復興を遂げ、成長と平和を信じる日本人。突如勃発した軍事衝突で核戦争が始まり、世界は破滅する。

”二時間の中にキャラクターの設定とそれぞれの描写、そしてラブストーリーの展開までを完璧にまとめている。サエコ、、、は名言。”


ビバ公務員

古き良きイタリアで神のように振る舞っていた公務員がクビにならない為奮闘した結果新たな人生を見つける。

”ここまで公務員とイタリアという国を豊かにこき下ろしている映画はなかなかないだろう。情愛も良い。”


ザ・バンク 堕ちた巨像

巨大なプライベートバンクが巨大な犯罪の中心にいると捜査をする刑事たちが事件に巻き込まれながら正義を目指す物語

”濃厚なプロット、そしてしっかりした役者陣、リアリティある設定と、建築を美しく映すところなど、これほどまでのものを今まで知らなかったとは!”



自分の稚拙な文章でもイタリック体にしてクォーテーションをつけるだけでなんとなくそれっぽくなることよ!

「ザ・バンク」は星5つをあげるのがもったいないが、非常に良くできた作品だった。

番狂わせと言えるのは「ビバ公務員」か。スピード感といい、主人公が小太りでダサいのだがイタリア人公務員故に自信満々でセクシーにすら見えてくる描き方、コメディで破天荒なのだが最終的には皆が幸せを見つける、みたいなありがちな展開なのだがとにかく面白かった。

「めぐり逢わせのお弁当」と「バルフィ」はインド人インターンにオススメしてもらった映画で、大当たり。「お弁当」では中年の主人公が使い終わったシャワールームに戻ってきて自分の加齢臭に気づいた、というくだりが未だにあとを引いている。バルフィは全方向型の素晴らしい作品で、電灯を倒して友達との距離を図るやり方や自転車で走っているシーン、阿呆なのか本気なのかよくわからない主人公などなど記憶に残るシーンがたくさんある。

「世界大戦争」と「アウトブレイク」は確かこのブログで書いた気がするので割愛。

「恋は邪魔者」は傑作ですね。有名になったレニー・ゼルウィガーがピンクの部屋でちょっとはしゃいでいるシーンなどは建築的にも面白かった。何より愛すべきユアン・マクレガーの演技が光っていた。こういったラブコメ映画は唾棄すべき!みたいに尖っていた時期もあったが、ライアン・ゴズリング様の「ラブ・アゲイン」を見てからというもの、結構好んで見るようになった。あと確か同時期にジム・キャリーの「ふたりの男とひとりの女」もみて衝撃的に笑い転げた記憶がある。



星5を獲得した作品たちはみな優等生なので説明はここまでとして、星4つの作品たちも以下に挙げてみよう。

「マダム・イン・ニューヨーク」

「ガリーボーイ」

「愛の選択」

「アリー スター誕生」

「ウォーリー」

「インターンシップ」

「アルゴ」

「28日後」

「コンテイジョン」

「帰ってきたヒトラー」

「エイリアン2」

「プレデター」

「コンフィデンシャル 共助」

「監視者たち」

「あなたに降る夢」

「プレイスビヨンドパインズ」

「スワロウテイル」

「パラサイト 半地下の家族」

「JSA」

「天使のくれた時間」

「ゼロ・ダーク・サーティー」

「バンブルビー」

「デューン」

「ガール・ネクスト・ドア」

「マンアップ 60億分の1のサイテーな恋のはじまり」

「人生ここにあり」

「バンク・ジョブ」

「ヒート」

「トータル・リコール(コリン・ファレルバージョン)」

「ターミネーター4」

「悪女」

「ヘッドハンター」

「密偵」

「ある少年の告白」


「マダム・イン・ニューヨーク」、「ガリーボーイ」は結構ヒットしたインド映画。

「愛の選択」は当時好きだった中国人の女の子におすすめされて見たリメイク版映画のオリジナルで、ハッピーエンディング。

「アリー」は言わずもがなでブラッドリー・クーパーが良い。監督主演映画でおしっこもらすとはなかなかすごい。

「ウォーリー」もアニメ映画と見くびっていたら世界観と純粋なラブストーリーに驚かされた。

「インターンシップ」はテンポの良いコメディで、ハッピーエンドだから必然的に星4つ。

「アルゴ」はベン・アフレック監督で骨太なプロット。

「28日後」、「コンテイジョン」はロックダウン中にアマゾンでおすすめされて見たので感慨深いものがある。「コンテイジョン」が星5つにならなかったのはかなり不思議だが。

「帰ってきたヒトラー」は死の間際に現代にタイムスリップしたヒトラーを描くコメディ調だが実際はかなり鋭い政治批判。

「エイリアン2」、「プレデター」は見ていなかったSFの有名所ということで見たら大満足。

「コンフィデンシャル 共助」、「監視者たち」、「JSA」、「悪女」、「密偵」はいずれも骨太のプロットで映像も見応えのある韓国映画だが、時代を作るような傑作とは呼べない。

「あなたに降る夢」、「天使のくれた時間」はどちらもニコラス・ケイジ主演の美しいラブストーリー。今年はニコラス・ケイジを結構見ていた。

「プレイスビヨンドパインズ」は我らがライアン・ゴズリング様がハンサムルークを演じているが割とすぐに死んでしまう。

「スワロウテイル」は長いこと気になっていた邦画。日本におけるデストピア的な世界観の作り込みがすごい。

「パラサイト 半地下の家族」も言わずもがなだが、まさかまさかの展開に目が釘付けだった。

「ゼロ・ダーク・サーティー」はCIAの女性捜査官の話だが、見ているこちらの内臓が抉られるような鋭さがあった。

「バンブルビー」はトランスフォーマーシリーズの中では子供っぽさを残しているが、それがまた良いのかもしれない。

「デューン」これまた見ていなかったSFの金字塔で、太った男色の独裁者が空を飛んでいてミミズみたいな虫の巨大化したものが全宇宙の求めるスパイスを守っているとか、とんでもない設定が凄まじい。

「ガール・ネクスト・ドア」は隣に越してきた美人の女の子がポルノスターだったが、紆余曲折を経て最高の恋人になる。

「マンアップ」これは星5つをあげたいくらいハッピーでテンポよく、楽しく面白いラブコメ映画。サイモン・ペグが’良い。

「人生ここにあり」は先述の「ビバ公務員」の流れで見たのだが、イタリアで興った障害者の社会復帰のムーブメントを描いたもので、日本にいた時に多少なりともこのフィールドに関わっていた身としては非常に興味深かった。

「バンク・ジョブ」「ヒート」は骨太なアクション映画で大人の男の色気が全開。

「トータル・リコール」はシュワちゃん版を見たあとで見たのだが、コリン・ファレルがよくやっていた。

「ターミネータ4」は目まぐるしくストーリーとアクションが展開して満足。

「ヘッドハンター」は珍しい北欧の映画なのだが、ここまでバイオレントで過激な内容の映画を誰が予想しただろうか。今年の一本に選びたいほどの衝撃作。

「ある少年の告白」は典型的なゲイ映画かと思いきや、LGBT的な人たちを矯正する施設の話で、そんなものが存在するのかという驚きと、宗教によって形作られた架空で理想の世界を保持するために作られたハリボテで薄っぺらい宗教観によってアメリカを描く、という視点が非常に面白かった。


2021年も良い映画を沢山見よう!

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