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2021年5大ニュース


1.Lyと同棲を始めたこと


前のアパートから追い出されるタイミングと、彼女が転職して貧乏になるタイミングが重なったために、引っ越しをして一緒に住むことにした。

今まで誰かと一緒に住むことはなかったので、当初は非常にどうなるものかとひやひやしていた。楽しみとか、興奮とかはほとんどなくて、これからどうなってしまうんだろうかという恐ればかりだった。

だが、いざ始まってみるとなんの問題もなく、今までもずっと一緒に暮らしてきたかのような自然さであった。

無論、問題がないというのは不正確で、ほぼ毎日のように何かしらでケンカやら衝突を繰り返している。

また、家事の分担やなんやかやと新聞を読んでかじった情報をもとにいろいろなことを心配していたわけだが、大抵は帰りの早い彼女が夕飯を作って、自分が皿を洗って、朝のコーヒーやジュースの支度などは自分がやる。

洗濯物はだいたい自分が朝洗濯機を回して、彼女が乾燥機を回す。たたむのは半々くらいか。掃除と片付けはだいたい自分がやっている。

これらの家事分担に関してはルールを決めたことは全くなく、すべて各々の欲求に従っているといってよいだろう。

彼女は料理が好きだし、自分は朝のコーヒーやジュースが好きなのでやる。

掃除は、自分のほうが部屋の散らかりや各所の汚れに敏感なので先に手が動いている、といった感じだ。

時々はあんたもやりなさい、というやりとりは両者から発せられるが、それがストレスになるようなレベルでもない。


精神的なレベルで、家族を養っている、的な考えを持ち始めたことも大きな変化で、これによって今までのふわふわとした借りぐらしから、きちんと自立して生活しているな、と実感している。

それは、時として重く精神的にのしかかってくる問題でもある。

早い話がお金だ。安月給で今までもつつましく暮らしていたのだが、金を使いすぎだ、貯めろと言われてからは給料の1/4を貯金に回すようになった。

これによってようやく目標にしていた3.8か月分の給料が貯蓄としてできたので、何か大事が起こってもきちんとサバイバルできる。

しかし、これによって受ける精神的なダメージがものすごく大きく、辛い。

そして、自転車をこいで毎日仕事に行って、横を日本で買うの値段の3倍するメルセデスやレクサスが頻繁に走り去っていくたびに暗い気持ちになるのだ。

とはいえ、これが借りぐらしを卒業したということだと考えればまあ多少のつらいことがあってもしかるべきだろう。

去年の日記を振り返ってみたら半分以上が暗い、ふさぎがちなコメントだったので驚いた。

それに比べて今年は比較的明るく過ごしているようだ。

だから、Lyと同棲を始めたことで非常に大きな変化があり、しかもその変化はおおむね良いものだという話。



2.99日間の父親生活


  ・ストレスマックスからのさみしさマックス

  ・対人関係、自分自身のことなどいろいろと新しい発見があった

これに関しては別の記事で書いているので省略。



3.おばあちゃんの病気、REXの死


  ・外国で生活するときに最も懸念していたこと

  ・コロナで日本に帰れず、どうにもならない

これも別記事で書いているので省略。



4.良き友を得て、いなくなった


事務所の外国人スタッフ仲間Camilleとは毎日一緒に昼ご飯を食べてTra Daでいろんな議論をしていた。家族の話から政治、歴史、宗教、環境問題などとにかく話のタネは尽きず、刺激しあっていた。

プロジェクトも一緒にしていたので、働き方や考え方、デザインの手法なども非常に興味深く観察していた。

彼氏のOlivierとも食事に行ったり自宅に招いてもらって食事をしたりと、仲良くしていたのだが、今月帰国してしまった。

彼女には会社のよくない部分のせいでストレスやよくない思い出を作ってしまったので、それが非常に残念だ。

だが、よき友を得たことには間違いはなく、そしてそのよき友がいなくなったことも事実。

Pizza 4P'sの啓治さんとも友達になったりしていたが彼も日本に行ってしまっている。

TrongやKhuongとの交流は続いており、これは本当にうれしい限りだ。

とはいえ、これからの交友関係を考えなければならない。

お互いに刺激しあえる仲間のような友達がいるということがどれだけ素晴らしいかを知ってしまった今となっては、その状況を作り出せないということは能力不足か怠惰に他ならないので、早急に動き出そう。



5.1件も竣工プロジェクトがなかった


これは社会人になって仕事をし始めてから初めてのことで大事件だ。建築設計は事の始まりから竣工するまでに比較的時間がかかるので、そんなに簡単な話ではないのだが、日本ではとにかく数を多くこなしていたので、竣工作品がないというのはなかなか危機的状況に思える。

翻って考えると、事務所が去年いい仕事をしていなかった、ということだ。

オフィスのプロジェクトは遅々として進まなかったのが今になってすごいスピードで追い上げている。とはいえ、年内には竣工しない。

橋のプロジェクトやコンペなどもあったが実施というレベルには届かなかった。

その他大小プロジェクトはあり、事務所内のスタッフの入れ替えや海外インターンの不在などによって、自分自身がソフトウェアをいじって設計する時間が多くなったことによって、自分はものすごくスキルアップしたと感じている。

これは非常に喜ばしいことで、自信をつけてどんどん仕事をしてどんどんレベルアップして、一人でやっていけるようにならねば!

来年はHikariやオフィス、もしかしたらホイアンなども竣工する豊作になりそうだ。

事務所の悪い部分は全く改善されず、腹立たしいのだが、そういう部分も広い心で受容できるような大きな心と余裕をもった人間になりたいと思う。



来年は、一段と成長して、賞をもらうなどの目に見える結果を出したい!

新年の抱負はまた後日改めて書こう。

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