Vietnam National Village for Ethnic Culture and Tourism

表題の場所に行ってきた。

グーグルマップでどこか面白いところないかな〜とスクロールをしていた時に見つけたものだ。

どうやら少数民族の建物とかがあるらしいので、これは面白そうだと思って下調べも全くしないで行ってみた。

地図上で見るとゴルフ場の隣にあるのだが、ゴルフ場の数倍は広い敷地面積で、公園のようなものか、と思っていたのだが、実際に行ってみるとテーマパークというか東京ドイツ村的な感じ(幼少期に一度連れて行ってもらっただけなので全く良くわからないが)のデカイ公園の中に建物が散在しているという感じだ。


入場料を払うとカートに載せられて中心地の方まで連れて行かれる。

そこには小さくてしょぼいアンコールワット風の建物や各種お土産屋やのなかに伝統民家的なものが建っている。

ベトナムには54の民族がおり、90%以上はキン族が占めているが他の53の民族は各地に散らばっていて、それぞれの独自の生活様式を保っている。派手な衣装を着ていたり風変わりな風習があるので観光客は大喜び、という感じでこれをビジネスチャンスにしようと、少数民族を大いに売り出している。


ハノイの民族博物館なるところには文化や生活様式が道具や写真を交えて丁寧に説明されている上に、現地の職人を呼んできて作ったという本物の建物も数棟ある。敷地も広いし、見るものがたくさんあるのでここには2回行ったがもうちょっと時間をかけてまた行きたいな、なんて思っていた。


翻って今回の場所だ。

なんと、ここの売りは、本物の少数民族が本物の建物に暮らしている様を見ることができる、というものだ。

面白そうだと思って着てみたら人間動物園だったのだ!

かつてパリ万博(1889)で催されて以来、各地で開かれてきた人間動物園とは、植民地の人々を集めて動物園のように展示して、それを見て自分たちの優等性を感じる(植民地化を正当化する政治的手段としても使われていたそうだ)というコンセプトのものだ。

今回の場合、彼らがどのような経緯があってここで暮らすことになったのかは不明だが、これが社会的に健康的であるとは思えない。


先日、Lyに聞いた話だが、彼女が子供の頃には親に少数民族の家に行くと殺されるので気をつけなければならないと教わったとか。なぜなら彼らは一家に訪ねてきた誰かを毎年一人殺さなければならず、それが出来なかった場合は家族の中から誰かを殺さなければならない、と。

なんちゅう馬鹿げた話だと思っていたが、これは少数民族よりも自分たちが優れている、少数民族は野蛮で危険だ、とかそういう考え方を知らぬ間に吹き込まれているのだ。


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