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ベトナムの教育事情

Ly曰く、学校の先生をやると副業で稼げるという。

どういうことかと聞いてみると、45分とかの通常の授業ではついていけない生徒がいるので、そういう子のために補修的な意味で学校が終わった後の夜間に先生が授業を行って、そこで生徒の親から小銭を徴収するという。

学校が組織的に行っているのかと思ったらそうでなく、成績の悪い子供の親がお願いします、といって始まって、それが口コミで広がっていくらしい。

日本では考えられない話だ。

 ①公務員である教員が副業をするなんて!

 ②そもそも自分の授業が悪いから生徒がついてこられないのに、それを理由に追加で授業をしてお金までもらってしまったら本業の授業で力を抜いて副業の方に力を入れたほうが生徒の成績にも結果が現れて金銭的にどんどん有利になる

 ③そもそも日本には学校の授業についていけない(小学校レベル)子供というものがあまりいないのでは?そうだとしても親が教えられる?

 ④エクストラの授業は学校でなくて塾や習い事、という前提がある

などなど。


不正の温床過ぎる制度なので、まったくもって賛成できないシステムであるが、田舎で英語の授業となると親が教えられるわけでもなく、仕方ない、というのはわかる。その上、ちゃんとした英語の先生がいないので、私立の塾の先生をグループで雇って教えてもらっているというからそこは切羽つまっている感じが伝わってくる。


しかし、Bongの弟のBingは小学校初日で算数の問題を解くのが遅すぎて先生からお母さんに連絡が行ったとか。その後お母さんが激怒したら速攻で宿題を終わらせたのでびっくりして問いただすと学校で使っているペンは書こうと思っても早く書けないからどうしても時間がかかってしまう、とかいうとんでもなく素晴らしい言い訳をすらっと言いのけてしまう。そんなことだから教員の不正の温床をはびこらせてしまうのだよ!Bing、Bongよ、ちゃんと勉強しなさい!


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