今日初めてこの惑星にやってきたみたいに

Lyとホアンキエム湖の周りを散歩をしているときに、新調された植栽をしげしげと観察していた。

そのときに今日初めてこの惑星にやってきたみたいね、と言われた。

彼女は半分、いやほとんど呆れてそのように言っていたのだがなんとも嬉しい褒め言葉だった。

もちろん、日本にいても毎日が驚きの連続であるはずだが、こうして外国に住んでいると毎日何かしらに気づき、驚き、楽しむことがあると思う。

今朝は植物の手入れをしていたらいつの間にか一時になっていて、その後サイクリングをしていると西湖の水面がいつもと違って見えた。青く輝いているようで、一体どうなっているのかという美しさだった。

気づけば青空が広がっており、それはハノイでは珍しいもので、日差しは強くないものの、太陽が燦々と照っていて木々の枝はたちが嬉しそうに風に揺られていた。

この世界に存在していることができて幸せだと思った。


そういうことを毎日感じながら生きていくことができるのは幸せだ。

そして隣に君がいる、という幸せ。


そんなふうに幸せに毎日を過ごしていると気づけば体中肉がまとわりついてブルブル揺れている。



日本にいたときに育てていたブキミちゃんやオンシジウム(父が密かに大量に肥料を与えていたおかげで毎年花を咲かせている)、アボカド、床屋からもらったサボテンなども元気にやっていてどんどん成長して大きくなっていると母から連絡が入ったりする。

一方こちらでは3ヶ月前にLLQのアパートに越してきてから植物を育て始めた。

先月は野菜の種を蒔いてみた。オクラ、黒トマト、ミニトマト、サラダ菜、レタスなど。

どれもなかなかうまくいっていない。

そしてやるやる詐欺のアクアポニックスも水耕栽培の目処がたたないのでまだ実行できずにいる。

それでもこれから少しずつこの子達を育てていければとおもう。

部屋の掃除や植物の手入れなど、土地に縛られてしまうのが怖かった去年だったが、今はそんな恐れよりも純粋な「生きること」、「生活すること」を楽しんでいる。


なかなか芽が出ないので諦めかけていたグレープフルーツの種からぐんぐんと葉が伸びていたので、雑草のようだったがそのままにしていた。それから1,2週後にとても濃い緑色の硬めの双葉が出ているではないか。

そしてその次の日にはその仲間たちが目を出し、ぐいぐい成長していく。

彼らに先行して枝葉を伸ばしているのはニャンたち。数多くの失敗作の中から唯一傑作した出来の(とはいえクセがあるところが自分の子供らしくて可愛らしい)トマト、かなり徒長気味のオクラなど諸先輩方がいる。

平日は夜に帰ってきて携帯のライトで彼らを照らして酒を飲むというのが日課になっている。


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