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家賃を払ってるなぁ


自宅軟禁を経て、ベトナム政府がソフトロックダウンを決めて、2週間近く家に引きこもりっぱなしだ。

そしてこの状況は少なくともあと2週間は続く。

以外にも、精神的には健全さを保てているし、こんなにも家賃のコスパが良くなるほど自宅にこもっているということが当然ながら初めてのことでちょっと笑える。

しかし、問題はこれからの世界だ。

非接触式のボタンやらゲートやらなにやらの開発が急ピッチで進むとか、ソーシャルディスタンスが、とかと新聞を賑わしているが、これは前々から自分が気にしていた、現代人の身体性の喪失につながる話なのだろ思う。

世の中が便利になり、ますますここにはないどこかを志向する、というか、ここにあるなにかに対しての注意力や感性、愛情などがどんどん失われていっていると感じる。そういえば、そんな描写がこの前見たWall-Eにあった。

身体というのは生のもので、だからセックスをして気持ちいいし、お互いをより一層愛しあえる。

嫌いな人間がすぐ隣りにいて、鳥肌が立つほど憎たらしい、という感情も身体を介した生のものだ。

生身の人間、世界があることを忘れずに、そしてそれこそが最も尊くて、美しいものだということを人類が忘れないことを祈るばかりだ。

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